魂の段階

よく、この人こんなに年いってるのに何でこんなに幼いんだろう。

と思うときがある。

こんなことを考える自分自身が未熟なのだろうけど。

家族に対してもそう思うときがある。

精神年齢でいけばうちの家族で一番若いのは、ばあちゃんだし。

それは学校や、社会の中でも同じように感じることだ。

今生きているこの世界が、今の自分にとってはすべてであり、現実である。

でも、本当はそうじゃないと思う。
 
魂は死なないと思うからだ。

何度もこの世界に生まれては、「死」んでいく。

生まれるたびに苦難を乗り越え、魂を磨いていくのだ。

そして、魂を磨き終わったとき、その魂はこの世界に生れ落ちることはもうないだろう。

だから私は思う。

今つらいからといって、死を選んでしまったら、また一からやり直さなければいけない。

それくらいだったら、頑張ってこの身体での人生をまっとうしてやろうではないか。

せっかくここまで苦労したのに、自殺なんかして、その苦労がリセットされるなんて、もったいないではないかー!

糖尿病で食事は制限されるし、食事のたびにインシュリンを打たなければいけない。

左目の視力はほとんどないし、腎臓にも影響が無いわけではない。


こんな身体なんか、と思わないわけは無い。


それでも、それだからこそ、生きていく意味はあるんじゃないかと思う。