人間が生まれて初めて背負わされるもの、それが「からだ」だ。
からだがあるから、病気にもなるし、欲も出てくる。
物欲、性欲、睡眠欲、そのたもろもろ。
からださえなければ、多くの人の悩みは解消されることだろう。
それこそ、からだがなければ、病気も無く、欲も無く、悩みも無い。
しかし、そのままなのだ。
それでは、意味が無い。
自分の存在が。
うまくいえないけれど、どちらか一方ではだめなのだろう。
どちらが上でどちらが下、ということもない。
「あるようでない、ないようである」
それがほんとの真実なのかもしれない。