ちょっと長くなりますのでご興味のない方はスルーしてくださいね~♪
少し前に低血糖が原因かと思われる事故が起きました。
インスリン自己注射をしている私にとっても衝撃的な事故でした。
「低血糖」
これはインスリンを使う人は誰しもが知っている言葉ですが、
一般の人はあまりご存じないのではないかと思います。
とその前に、
簡単に血糖値の自己測定と、注射の仕方です。
上が測定器、下が指先にちくっとさす針?です。
測る直前にかちっとセット。
下のオレンジのキャップをとり、指先におしつけ、
ボールペンのかちっの要領でおすと針がとびだして血液を少量だします。
そして上の測定器のこれまたキャップをとり、そこに血液をつけると、
数秒で血糖値が画面に表示されるというわけです。
それが終わったらいよいよインスリン注射です。
キャップをとり消毒し、注射針をとりつけます。
そして注射針のキャップをとってからからうちをします。
そしてメモリを医師から指定された数字(←これを「単位」といいます)
にあわせ、おなかや太ももなどの脂肪の多い部分に打ちます。
(ちなみに私は自分で単位を決めていいといわれているので、
測定した血糖値と食べる食事を鑑みて、インスリンの単位を自分で決めています)
インスリンもメーカー、効きかたによって数種類ありますが、
先生の指示に従って、食前に打ちます。
糖尿病の薬には服薬もありますし、
ここ何年かの間に新しい薬もでてきています。
ではなインスリンなのかというと、
①身体に負担をかけない
②妊娠中でも使える(安全)
というところが大きいかと思います。
昔はよく、「インスリン注射をするようになったらおわり」
という言われ方をしていました。
つまり、飲み薬ではもう血糖値が下がらないから注射しかない、みたいな。
でも実際インスリン注射から、ためしに錠剤にかえてみたときには
むしろ注射より血糖値は安定しました。
あ、かなり脱線してしまった!
そう、それで、このインスリン注射と切っても切れないのが
低血糖なのです。
ちなみに正常値は食前100未満、食後2時間140未満、
そして低血糖とは70未満と一般的にはいわれています。
低血糖になると何が困るかというと、
低血糖になったあと、血糖値がぐーんと上がってしまうことがある、ということ。
血糖値を上げるホルモンはたくさんあるんですが、下げるホルモンは
すい臓のランゲルハンス島からでるインスリン一種しかないんです。
なので持ち直すときにぐーんと上がっちゃうんです。
それだけ低血糖というのは危険だということかもしれません。
そして低血糖の主な症状というと
、
手のふるえ、発汗、空腹感、倦怠感などです。
私は正直これ以外の症状はありません。
テキストなどに書いてある、
血糖値70のときにはこんな症状・・・
なんてのは全くあてになりません、人それぞれです。
現に血糖値が90でも低血糖になるときはなります。
こればっかりは、自分で経験して傾向と対策をつかんでいくしかないと思います。
それに医師の指示通り食直前にインスリンを打ち、
きちんとした食事をとっているならば、
異常行動、昏睡、けいれんのような重篤な症状まではならないと思います。
なので糖尿病→インスリンを使っている人→キケン
というふうには思ってほしくないな、と。
それにインスリンは怪しいものでも悪いものでもないってことを
知ってもらえたらなと思います。
ちなみに↑に間違ったことがあるかもしれませんが、
一患者のいうことですから、そこはまぁご愛嬌ということで!